なぜ〇〇が腰痛に効果的なのか?栄養と東洋・鍼灸医学の考え方

なぜ〇〇が腰痛に効果的なのか?栄養と東洋・鍼灸医学の考え方

こんにちは。

ブログをご覧いただきありがとうございます!

 

突然ですが、皆さんは「今よりももう一歩、腰と肩の痛み、体力が改善したら良いな!」って思ったことはありませんか?

治療家として、この道に入って15年になりますが、修行時代から今に至るまで治療家として常日頃そう思っています。頼っていただけるクライエント様が、少しでも早くより良くなっていただきたい!寝ても覚めても、そのために行動し続けています。

じつは当院の腰痛改善率も、「エラスチン」に出会ってからさらに飛躍的に向上し、治療だけでなくホームケアのアドバイスも充実していったおかげで今では91%の改善率となっています。

しかし、「エラスチン」という言葉自体、初めて聞く方も多いのではないでしょうか?

今回は、腰痛など「痛み」でお悩みの方に欠かせない【エラスチン】についてお話しします。

・そもそも痛みの原因とは?

痛みが発生する理由はいくつもあるので、ここではわかりやすく筋肉に関連する3つについて解説します。まず筋肉は通常、バネのように伸び縮みして力を発揮します。そうして、関節運動を行い、私たちは身体を自由に動かすことができるのです。

そして痛みが発生するのは、以下の3つの理由になります。

筋肉自体の固さや損傷:筋肉が固くなってしまうとバネのような伸び縮みが難しくなり、油をさしていないブリキのように、関節運動をするのにギシギシと物理的ストレスが高まってしまいます。筋肉自体が固くなっていたり、傷ついていると伸び縮み動作を行っただけでストレスがかかり痛みを感じます。筋肉痛や、筋挫傷、肉離れといったケガがそれです。

関節周囲の組織にダメージ:筋組織が固いまま関節運動をしようとすると、筋肉だけでなく、靭帯や骨組織など他の場所にもストレスを与えてしまいます。この時、筋肉自体だけでなく靭帯や骨組織にもダメージがあるため、痛みを感じてしまうのです。捻挫や剥離骨折、などがそれですね。

酸素不足:さらに、筋組織が固いということは、血管も縮こまり、血流が悪くなると酸素不足にもなっています。私たちの肉体は、全ての細胞に酸素と栄養が必要不可欠です。そして、この酸素が不足していると、細胞にとっては一大事です!そこで、危険を知らせるために痛みセンサーがより強く働くことになり、痛みが強く感じるのです。

 

・エラスチンとは?

エラスチンは生命維持に欠かせない物質で、よく知られる「コラーゲン」のように、タンパク質の仲間で、人類を始め様々な生き物の身体の中に存在します。エラスチンはゴムのような弾力性の性質を持ち、伸び縮みすることが特徴で、生物のあらゆる組織に欠かせないのです。

とくに、伸び縮みする靭帯といった運動器、肺や血管などの呼吸・循環器、そして子宮や膀胱などの泌尿器・生殖器など、じつに重要な部位に存在するのです!

 

・エラスチンが不足するとどうなる?

人体の中でも、エラスチンを多く含んでいるのが靭帯です。なんと約80%もエラスチンを含んでいることがわかっています。関節や筋肉に直接影響する、靭帯に問題が起きると腰痛、首の痛み、肩や膝の痛みなど、身体を健やかに動かす関節運動に重要な影響を与えます。

最近では、骨と骨の組織として重要な働きをしている脊椎椎間板にもエラスチンが含まれていることが報告されました。

エラスチンが変性・分解を受けると,肺では肺気腫をはじめとする慢性閉塞性肺疾や肺線維症注、皮膚ではしわやたるみ、血管では動脈硬化や動脈瘤など様々な加齢性の変性や疾患が惹き起こされます。エラスチンが多く含まれる靭帯や血管、肺は、私たちが生きている限り、気の遠くなるような回数の伸び縮みを行っているのです。

 

・エラスチンのメリット!(実験データ)

実際に研究データがあります。2011年、東京医科歯科大学内(株)オルトメディコの調べによると、被験者に8週間エラスチンを接種してもらい、健康に関してどのような変化があるのかが研究されました。すると、お肌へ一般的にいわゆる美肌と言える様々な好ましい影響が出ましたが、それ以上に被験者全員が「ふしぶしの痛みが改善した」と報告されたのです。

ふしぶしの痛み、とは関節の痛み症状です。関節に関連するものは、大部分が靭帯組織によるものです。

・骨頭壊死からの人工関節手術を防げた方もいます

今から10年ほど前です。

50代の男性Kさんは、仕事の接待や飲みの席などが多く、日頃の不摂生から、なんと腎不全になってしまいました。なんとか腎臓移植を受け、一命を取り止めましたが、そのために移植された腎臓を攻撃しないよう、アレルギー反応を防ぐため大量のステロイド処方を受けることになりました。しかし、そのことで骨がもろくなってしまったのです。一般的には、女性がなりやすい骨粗しょう症状態となり、股関節の骨(大腿骨頭)が壊死してしまったのです。そうなると、手段はもう人工関節手術しかありません。そんなとき、エラスチンを知って手術するより良い!と考え、毎日エラスチンを飲み始めました。

股関節の痛みが強いときと、痛みがラクになる時が交互にあったそうですが、手術当日になって最終確認で術前検査をしたところ、なんと骨頭壊死が寛解し、手術中止!

オペをせずに日常生活が送れるようになったのです!

Kさんは非常に驚いて、エラスチン研究を九州工業大と共同で研究開発をするまでになり、今でも精力的に働かれています!

 

・では、エラスチンの減少を防ぐにはどうすれば良いか?

エラスチンは紫外線、ストレス、24歳頃をピークに加齢によって体内から減少していきます。体内でエラスチンが減少すると、前述のように肌のシワたるみ、動脈硬化、そして靭帯・関節へ悪影響を生じ始めます。

発表されている論文研究では、エラスチンを含む食材を食べたからといって、体内のエラスチンが増える、という生化学的な研究例はまだありません。しかし、上述したように、最近になって「エラスチンを摂取することで関節の痛みが改善される」「肌のキメが細かくなった」など様々な効果が報告され始めています。

そこで、エラスチンを毎日の食事に取り入れればよいのではないかと思いますが、これは意外と難しいことです。エラスチンは動物の血管や靭帯などに多く含まれているので、モツやスジ肉などを食べることでエラスチンを摂取できることになります。


しかし食材を用意するのも大変ですし、カロリーも気になります。沖縄や鹿児島など一部の地域では、日頃から豚肉を余す所なく食べる文化がありますが、それでも毎日モツやスジ肉ばかり食べる訳にはいきません。エラスチンは、野菜や果物などの食材には含まれていないので、自然のものから摂取することは、じつはとても難しいのです。

そこで、エラスチンを効率よく摂取するには、水溶性で高純度のエラスチンを配合したサプリメントなどを選ぶのが賢明です。

 

・東洋医学ではどう考えるか?

東洋医学では、お身体のエネルギーバランスが崩れると腰痛だけでなく、肩こり、頭痛、耳鳴りなど様々な症状が出ると考えています。

実際に脈診や腹診をしていると、腰痛に悩む方の多くが「腎」のエネルギーが下がっていることが多いです。これは古典文献からも言われてきており、「腎」というのは生物の生命力や体力を指しているため、働きすぎていたり、寝不足、産後、そして年齢とともに自然に衰えます。加齢とともに変化はしますが、全体バランスを見た上であまりに「腎」のエネルギーが低下していると、体力・生命力が枯渇してしまい、腰が痛い、耳鳴り、めまいなど様々な不調が発生してきます。

西洋医学的にも、腎臓に負担が起きていると疲れやすく、腰痛などが起きやすくなります。簡単にケアする方法として、体内の水分が不足していると腎臓によくないため、お水をしっかり飲むことで簡単に腰痛が改善する方もいます。

・医食同源・五色

古代東洋医学の思想は、世の中なんでも「木」「火」「土」「金」「水」の5つに分類するのが大好きでした。なかでも食材は、五穀・五畜など細かく分類されています。この五畜とは、家畜つまりお肉のことで、「腎」に分類されるのは「豚」になります。つまり、豚は『腎』のエネルギーを補うと考えられたのです。今までの私の理解では、豚肉にはビタミンが多いタンパク質のため、生命維持に必要な栄養素が多くあるからかな?と単純に考えていました。

 

しかし、エラスチンの存在を知り、勉強して行くと「豚エラスチンが最適」と考えられるのに非常に腑に落ちました。自然と納得できたのです。それはなぜかというと、そもそもエラスチンは、人間以外の豚や魚、牛、馬、鳥(ニワトリ)などの組織にも多く含まれていることから、生物にとって非常に重要なたんぱく質ということがわかります。しかし、その中でも豚エラスチンが人類に最も親和性が高いと考えられているのです。

 

なぜなら、豚はヒトに非常に近いアミノ酸配列(差異はわずか1つのみ)を持つからです。だからこそ、糖尿病の治療に長らくブタのインスリンが使われており、その他の様々な医療基材には今でも豚由来であるものが多くあります。つまり、比較的入手しやすく、生産しやすいという意味でも、人類の細胞に最も親和性の高いエラスチンを持つのが「豚エラスチン」なのです。

・鍼灸×エラスチンは最強の組み合わせだった!

エラスチンには、ゴムみたいな弾力性の他にも不思議な性質があります。そして、鍼灸治療が持つ特殊な性質とも非常に相性が良いのです!

凝集性:一定の条件になると、エラスチンは一つに集まろうとする性質があります。しかも、この時に他の物質も一緒に連れてくる特徴もあります。それが何を意味するかというと、エラスチンが集まる場所は細胞組織の回復・修復が早まることが期待できるのです。

ドラッグデリバリーシステム:上記にあるように、エラスチンは一定の条件のもと他の物質を伴って集まる性質があります。さらに驚くことに、傷ついている細胞ほどエラスチンの集合場所になりやすいのです!これをドラッグデリバリーシステムといい、簡単にいえば傷ついた細胞組織こそ優先的にエラスチンと細胞修復に必要な栄養などが届きやすいと言えます。

鍼灸の血流誘導・マイクロポジティブトラウマ :鍼灸治療は、血流を促進し、固まった筋組織を柔らかくすることができます。それは細胞レベルにおいて、鍼刺激は細胞を傷つける行為となり、傷ついた箇所は自然と修復される自己免疫機能が働くことを利用しているからです。つまり、古くなったり固まった筋組織に鍼刺激が加わることで、新しく細胞組織を作り直すリズムを早め、回復を促進することができるのです。

 

この上記に述べたエラスチンのドラッグデリバリーシステムと、鍼灸治療の効果(マイクロポジティブトラウマ)が組み合わさることで、意図的にエラスチンを誘導することができ、修復再生をより促したい部分の修復力を高めると考えることができるのです!

まとめ・東洋医学(当院)の特徴

一般的に医療機関での治療は、症状に対して万人に共通して有効なエビデンスのあるものが確立されています。薬物療法や生活指導などがそれですね。

しかし、東洋医学の視点からすると、似たような症状であっても一人一人その発生機序が異なる場合があるため、いわゆる西洋医学だけの考え方では身体構造や人のこころ・感情といった心理面を理解したり、起きているお悩み現象を説明できなかったり、根本解決に至らないことも多くあります。

当院では、腰痛は筋肉・骨格・神経の炎症反応ということを前提に、免疫力つまり血流循環や自律神経など、体内のエネルギー・バランスの乱れが起きていないか捉えることも大切にしています。

何事も、1つだけの視点では誤解や勘違いが起きてしまいますが、2つ、3つと視点を重ねてみることでより正確に物事の事象を捉えることができます。

そうすると、より問題解決が正確かつ迅速に行うことが容易になります。

 

当院の腰痛改善率はじつに91%、Googleクチコミは5段階で4.8と大変ご好評をいただいております。 

それはただ表面だけでなく、血流循環や自律神経など、お身体深部のエネルギー・バランスの不調を同時に調整しているからです。

今後も、みなさんの健康を第一に考え続ける、【心と身体の生涯パートナー】として頑張ります!

 

何か気になったことがあれば、お気軽にご相談ください!

 

《あなたの人生をより豊かにする》

    「心と身体の生涯サポーター」

     Olive Garden 鍼灸整体院

      Tel:050-3595-5217

      院長 渡邉聖矢

引用文献

エラスチンと靭帯の関係性(ECヘルスケア)

http://eandc-hc.com/elastin/elastin_2

2010年 トーシン社・九州工業大学調べ

http://eandc-hc.com/tiken

東京医科歯科大学内(株)オルトメディコの調べによる(2011年5月)

http://eandc-hc.com/tiken

コアセルモデルペプチドを用いた温度応答性界面の創製と生体機能解析(2010年4月)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/koron/67/10/67_10_584/_pdf