なぜ人は老化するのか?病気はすべては細胞で起きている

なぜ人類は老化するのか?病気はすべて細胞で起きている

こんにちは。

ブログをご覧いただきありがとうございます!

 

突然ですが、あなたは医学的にも科学的にも根拠(エビデンス)のある、自宅でできる簡単な方法で「若返る」ことができたら良いと思いますか?

この記事を書いてる私も、読んでいるあなたも、刻一刻と私たちの肉体は細胞レベルで常にとある変化が起きています。

それは、オートファジーと呼ばれています。

 

先日私は、オートファジョー研究の世界的権威であり、今もなお研究の最前線に立っておられる吉森保 先生の「講義」を聴きました。

そこでは、これまで知られていなかったオートファジーについてたくさん話され、非常に重要なことなので、いち早く私の理解したことをブログ記事としてまとめます。

そもそもオートファジーってなに?

オートファジー(autophagy)は、ギリシャ語の「自己」(auto)と「食べる」(phagy)に由来し、「自己消化」とも訳されます。

細胞内で特定の細胞内成分や損傷した細胞の一部を分解し、リサイクルする重要な生物学的プロセスです。

簡単にいえば、免疫や代謝といった生物の生命維持に欠かせない、細胞内の老廃物や不要な物質を除去したり、内臓(細胞)機関の働きを助ける健康と生存に非常に重要な働きです。

オートファジーが低下すると、以下のような現象が加速します!

あなたはいくつ当てはまりますか?

 

・最近なんだか疲れる

・身体の痛みがずっと消えない

・朝からやる気が出ない

・食欲が落ちている

・だるくて気力、体力が回復しない

・最近お肌がくすんできた(疲れ顔)

・肌ツヤがわるい

 

もし1つでも当てはまるようなら、あなたの細胞もオートファジーが低下しています!

ではなぜ私たちの細胞のオートファジーは低下しているのでしょう?

なぜ加齢によりオートファジーは低下するのか?

じつは加齢には、ルビコンと呼ばれるたんぱく質が関与していることがわかりました。このルビコンは、高脂肪食が続くと増えることがわかっています。ルビコンが増えることで、加齢性疾患リスクがとんでもなく増えるのです!

加齢性疾患の例、9つ

  1. パーキンソン病
  2. 認知症
  3. 動脈硬化症
  4. 骨粗鬆症
  5. 腎臓疾患
  6. 生活習慣病
  7. がん
  8. 感染症
  9. 心不全

感染症でいうと、じつはコロナウイルスはこのオートファジーを妨げ、免疫力も低下させていることがわかっています。

逆をいえば、オートファジーが活性化していれば「若返る」ことになり、健康を損なう加齢性疾患のリスクを下げることができるのです!

つまり、健康でいられる時間が増え、いつまでも若々しく、気力体力ともに充実し、病気になりにくくなるのです!

ではそうしたらオートファジーを上げることが出るでしょうか?

 

自宅でできる4つの代謝(オートファジー)UP法

セルフケアとして、オートファジーUPが期待できるのは以下の4点です。

  1. 腹八分目
  2. 夕食を早めにとる→夜は満腹状態で眠らない→満足・満腹はオートファジーが働きにくい
  3. ルビコンを溜めないために高脂肪食を避ける
  4. ウォーキングなど適度な有酸素運動

 

また、オートファジーをあげる食品もわかっています。

オートファジーを高める7つの食品

  1. 豆腐類
  2. 納豆
  3. ザクロ
  4. チーズ
  5. 椎茸
  6. えび
  7. 赤ワイン

 

このほかにも多くの食品がオートファジーを高めることがわかっています。

もちろん、いくらオートファジーを高めるといっても適量が大切です。

けして過剰摂取や偏食をしてはいけませんよ?

 

しかし、ここまで話しておきながら、じつは一度機能が低下した細胞には、どれだけ栄養を与えても意味がありません!

では問題となっている、細胞の機能を高めるにはどうすれば良いのでしょうか?

細胞の機能を高めるには?〜これからの健康寿命・アンチエイジングに必要な3つのこと〜

じつは、一度機能が低下した細胞にはどれだけ栄養を与えても意味がありません。

では細胞の機能を高めるにはどうすれば良いのでしょうか?

 

従来のアンチエイジングは、活性酸素、紫外線、ストレス、酸化、汚染物質、糖化などへの、いわゆる対症療法です。

 

どんなに細胞に栄養を与えても、機能が低下した細胞はもとに戻りません。

そこで必要なのはビヨンドエイジング。ここで私の理解した3つを挙げます。

 

  1. 代謝をあげること
  2. 免疫力をあげること
  3. オートファジーを高めること

 

細胞そのものの新陳代謝を促進させ、細胞自体の機能を回復することが重要です。

細胞内部の新陳代謝と恒常性(健康)を維持するシステムである、オートファジーの低下を防ぐことが大切です。

 

まとめ

今回、提案されたアイディアって全く新しくないですよね?^^;

それは吉森博士もおっしゃっていました。

「むしろ、研究が進んだことで、昔から言われていることが証明されてきた。」

そして、私の見識でいると最後の3つは昔から東洋医学・鍼灸の世界では言われ続けてきたことです。

今後も、みなさんの健康を第一に考え続ける、心と身体の生涯パートナーとして頑張ります!

 

何か気になったことがあれば、お気軽にご相談ください!

 

《あなたの人生をより豊かにする》

    「心と身体の生涯サポーター」

     Olive Garden 鍼灸整体院

      Tel:050-3595-5217

      院長 渡邉聖矢

 

引用文献

(色素細胞メラノサイトの更新が低下する。花王との共同研究(2005)。

https://www.science.org/doi/10.1126/science.abj3510

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2022-10-28