なぜ腰が痛くなるのか?老化と腰痛の関係性(免疫と腰痛パート②)
こんにちは。
ブログをご覧いただきありがとうございます!
突然ですが、あなたは医学的にも科学的にも根拠(エビデンス)のある、自宅でできる簡単な方法で「若返る」ことができたら良いと思いますか?
この記事を書いてる私も、読んでいるあなたも、刻一刻と私たちの肉体は細胞レベルで常にある変化が起きています。
それは、老化です。
今回は、先日お伝えした免疫力と腰痛についての続き(パート①)にもなります。
そもそも老化ってなに?
老化は、簡単にいえば体内の細胞数が減少し、内臓や筋肉を始め様々な機能が衰えていく現象です。
難しくいうと、生物学的、生理学的なプロセスにおいて個体や組織、臓器、細胞などが年齢を重ねることによる変化や劣化を指します。このプロセスは、生物学的に不可避であり、生物が生まれてから成熟し、最終的に老化し、寿命を迎える一般的な過程です。
しかし、世の中には老化を一切経験せずに(若いままの見た目と身体で)寿命を迎える生物もいます。
では、なぜ私たちは老化するのでしょうか?
老化の特徴は?
突然ですが、次の項目のうち、あなたはいくつ当てはまりますか?
・最近なんだか疲れる
・身体の痛みがずっと消えない
・朝からやる気が出ない
・食欲が落ちている
・だるくて気力、体力が回復しない
・最近お肌がくすんできた(疲れ顔)
・肌ツヤがわるい
・腰がイタい
・肩がこる
もし1つでも当てはまるようなら、あなたの細胞も老化が進行しています!
以下に老化の特徴4つを挙げます。
- 細胞の変化: 細胞は老化の影響を受け、機能が低下することがあります。DNAや細胞内構造に損傷が蓄積し、新陳代謝プロセスが劣化します。
- 組織と臓器の変化: 細胞の変化が組織や臓器全体に及び、機能が低下することがあります。例えば、筋肉や骨密度の減少、臓器の縮小、組織の硬化などがあります。
- 生理学的変化: 生理学的なプロセスも年齢とともに変化します。これには代謝率の低下、ホルモンバランスの変化、免疫機能の低下、心血管機能の劣化などが含まれます。
- 外見への影響: 肌のしわ、髪の薄、筋力の低下、視力や聴力の劣化など、外見にも老化の兆候が現れます。
このように筋力の低下、内臓や血管など体内のあらゆる細胞が機能を低下し始めることが老化の特徴です。そして年齢を重ねると、最も多い症状が腰痛なのです。
では、どうして腰が痛くなってしまうのでしょうか?
なぜ加齢により腰が痛くなるの?
老化と腰痛の関連性は非常に密接であり、厚生労働省の調査によると、腰痛に悩む人は年齢とともに増加し、お悩み疾患の堂々第1位です。
以下に老化と腰痛の要因を5つ挙げます。
- 筋力の衰え:年齢とともに運動の機会が少なくなると、次第に筋肉が少なくなったり、靭帯が固くなったりして筋肉のパフォーマンス(筋力)も発揮できなくなります。
- 長年の不良姿勢:いわゆる、身体の使い方、よくないクセによって股関節や肩首などどこかに負担が蓄積して痛みがでてしまいます。
- 血流不良:年齢とともに動脈硬化のリスクは上がりますが、原因の一つとして加齢によるエラスチン不足、つまり血管が固くなってしまうことです。そうすると、身体のすみずみにまで栄養と酸素を運ぶ血流が悪くなってしまいます。すると、人間は「痛みセンサー」が働き警告を鳴らしやすくなるのです。
- オートファジーの低下:わたしたちのカラダは不思議なもので、老若男女問わず常に古い細胞から新しい細胞へと作り替えられています。これをオートファジーと呼びます。じつはこれにはマクロファージなどの免疫細胞が関係していますが、加齢とともにこの免疫力は低下し、結果としてオートファジーも低下してしまうので、体内には古い細胞(老化細胞:ゾンビ細胞)が蓄積してしまうのです。そうすると、炎症反応が高まり、ここでもまた「痛みセンサー」が働き警告を鳴らし始めるのです。
- 生命力≒内臓機能の低下:わたしたちの細胞は、常に新しい細胞へと作り変えられています。しかし、なにか疾患があったり不摂生が募ってしまうと、細胞の働きが低下してしまいます。東洋医学では、年齢とともに「腎」という生命力そのものが機能低下すると考えます。そして、この「腎」が低下すると起きやすいのがまさに腰痛なのです。
要するに、老化は生命力の低下を表し、免疫や内臓などに影響を与え、腰痛をはじめ様々な不調リスクを高める可能性があります。
しかし、適切な生活様式、予防ケアを通じて年を重ねてもむしろ免疫力を向上させ、健康な生活を送ることができます。
つまり、健康でいられる時間が増え、いつまでも若々しく、気力体力ともに充実し、病気になりにくくなるのです!
では、どうしたら老化を防ぐことができるのでしょうか?
自宅でできる4つの若返り(オートファジーUP)法
わかりやすく大まかいうと、免疫の中でもマクロファージはオートファジーといって老化した細胞(老化細胞orゾンビ細胞)を食べることで、古くなった細胞を排泄するか新たに細胞の素材としてリサイクルに回す、という役割があります。
そのオートファジー能力は、やはり免疫力ですから、加齢≒年月とともに低下します。
そこで、免疫UP(オートファジーUP)が期待できる方法として以下の4つが挙げられます。
- 腹八分目
- 夕食を早めにとる→夜は満腹状態で眠らない→満足・満腹はオートファジーが働きにくい
- 高脂肪食を避ける(オートファジーを低下させるタンパク質・ルビコンを溜めないため)
- ウォーキングなど適度な有酸素運動
また、オートファジーをあげる食品もわかっています。
オートファジーを高める7つの食品
- 豆腐類
- 納豆
- ザクロ
- チーズ
- 椎茸
- えび
- 赤ワイン
このほかにも多くの食品がオートファジーを高めることがわかっています。
もちろん、いくらオートファジーを高めるといっても適量が大切です。
けして過剰摂取や偏食をしてはいけませんよ?
しかし、ここまで話しておきながら、じつは一度機能が低下した細胞には、どれだけ栄養を与えても意味がありません!
では問題となっている、細胞の機能を高めるにはどうすれば良いのでしょうか?
細胞の機能を高めるには?〜これからの健康寿命・アンチエイジングに必要な3つのこと〜
じつは、一度機能が低下した細胞にはどれだけ栄養を与えても意味がありません。
では細胞の機能を高めるにはどうすれば良いのでしょうか?
従来のアンチエイジングは、活性酸素、紫外線、ストレス、酸化、汚染物質、糖化を防ぐなど、いわゆる対症療法です。
しかし、どんなに細胞に栄養を与えても、機能が低下した細胞はもとに戻りません。
そこで必要なのはビヨンドエイジングです。
では、ビヨンドエイジングに必要なことはなんでしょうか?
3つ提案します。
- 代謝をあげる
- 免疫力をあげる
- オートファジーを高める
じつは鍼灸医術は、この3つ全てを高めるもの、と私は理解しています。
東洋医学の視点では、血流が悪く瘀血と呼ばれる状態になっている人は、非常に代謝がわるいです。カラダが冷え、腰や膝、PMSや眼精疲労に頭痛と、じつに様々な痛みを感じやすいなど様々な不調をもたらしてしまいます。また、外敵から身を守る免疫力も低下し、カゼをひきやすかったり、疲れが溜まりすぎてしまったりと、とにかく不調ばかりが目立ちます。
しかし、鍼灸は血流促進が非常に得意です。そして、鍼灸施術により体内でサイトカインという物質が発生し、免疫力をも高めてくれるのです!
つまり、鍼灸は細胞そのものの新陳代謝を促進させ、細胞自体の機能を回復する助けになると考えられます。
まとめ・東洋医学(当院)の特徴
一般的に医療機関での治療は、症状に対して万人に共通して有効なエビデンスのあるものが確立されています。薬物療法や生活指導などがそれですね。
しかし、東洋医学の視点からすると、そのいずれも身体構造や人の感情といった心理面をよく理解していなかったり、考え方がズレていて根本解決に至らないことも多くあります。
ただ薬に頼るだけでは、腰痛は改善しません。
当院では、腰痛は筋肉・骨格・神経の炎症反応ということを前提に、免疫力つまり血流循環や自律神経など、体内のエネルギー・バランスの乱れが起きていないか?など全体を捉えることも大切にしています。
何事も、1つだけの視点では誤解や勘違いが起きてしまいますが、2つ、3つと視点を重ねてみることでより正確に物事の事象を捉えることができます。
そうすると、より問題解決が正確かつ迅速に行うことが容易になります。
当院の腰痛改善率はじつに91%、Googleクチコミは5段階で4.8と大変ご好評をいただいております。
それはただ表面だけでなく、血流循環や自律神経など、お身体深部のエネルギー・バランスの不調を同時に調整しているからです。
今後も、みなさんの健康を第一に考え続ける【心と身体の生涯パートナー】として皆さんに貢献できたら嬉しいです。
何か気になることがあれば、お気軽にご相談ください!
《あなたの人生をより豊かにする》
「心と身体の生涯サポーター」
Olive Garden 鍼灸整体院
Tel:050-3595-5217
院長 渡邉聖矢
引用文献
https://www.mhlw.go.jp/content/000810122.pdf
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa10/3-1.html
https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c02/01.html
https://minds.jcqhc.or.jp/docs/gl_pdf/G0001110/4/Low_back_pain.pdf
https://www.harikyu.or.jp/acupuncture/acupuncture-02/
https://noureha.com/for_family/acup/
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsam1981/50/1/50_1_41/_pdf