腰痛と自律神経・ヒミツの関係ベスト5!

腰痛と自律神経の関連性ベスト5!

こんにちは!

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、腰痛と自律神経の関連性について説明します。

その前に、まず腰痛と自律神経について概要を押さえてみましょう。

腰痛とは

腰痛は、腰部(背部)に発生する痛みや不快感を指します。これは非常に一般的な症状で、多くの人が一生のうちに少なくとも一度は経験すると言っても良いでしょう。腰痛はさまざまな原因によって引き起こされることがあり、以下はいくつかの原因です。

 

  1. 筋肉や軟組織の損傷:突然の運動や長時間の不適切な姿勢によって、筋肉や軟組織に過度なストレスがかかり細胞組織に傷が生じてしまうことがあります。

 

  1. 椎間板の問題: 椎骨という背骨がいくつも上下に連なっている間に、クッションの役割をしているのが椎間板です。ここに問題がある場合、例えば腰椎ヘルニアのように椎間板の一部が脊髄神経を物理的に刺激してしまうと、痛みが引き起こされることがあります。(ただし、最近の研究ではヘルニアは6ヶ月で自然治癒するとも言われます)

 

  1. 炎症: 炎症性疾患や関節炎が腰痛を引き起こすことがあります。

 

  1. 神経圧迫: 腰部脊柱管狭窄症などの状態によって、脊柱管という神経の通路が狭くなってしまい神経が圧迫されると腰痛が発生することがあります。(実際は必ずしもそうではないです。)数歩あるくだけでとんでもなく痛みが出たり、腰〜下肢が痺れて全く歩けない!という症状も出てきます。しかし、少し休むと症状が治まってきて、また歩くことができるのが得特徴でもあります。

 

  1. 生活習慣: 運動不足、肥満、不適切な姿勢、ストレスなど、生活習慣に起因することもあります。

 

一般的な医療機関の場合、腰痛の治療は適切な運動、理学療法、薬による痛み止め(疼痛管理)、そして必要に応じて手術が提案されます。

 

しかし、そのいずれも身体構造をよく理解していなかったり、東洋医学の視点からするとズレていて根本解決に至らないことも多くあります。

自律神経について

自律神経は、体の自動的な機能を調節する神経系の一部です。この神経系は主に交感神経と副交感神経に分かれます。

 

  1. 交感神経: 交感神経は「戦闘または逃走」モードとして知られ、ストレスの状況下で活性化され、心拍数の増加、血圧の上昇、瞳孔の拡張などを引き起こします。

 

  1. 副交感神経: 副交感神経は「休息と回復」モードとして知られ、リラクゼーション、消化、エネルギーの保存などのプロセスを促進します。

 

自律神経の不均衡は、さまざまな身体的症状を引き起こす可能性があります。この症状には、心拍数の異常、血圧の変動、消化トラブル、不眠症、不安、頭痛などが含まれます。自律神経失調症などの疾患が自律神経の問題を示す場合があります。

 

自律神経の調節には、ストレス管理、適切な栄養、適度な運動、リラックスすること、薬物療法などが役立つ場合があります。

(中には年齢から来るホルモンバランスの変化による自律神経の不調・いわゆる更年期というものも性別に関係なくあります。

その場合、医療機関でホルモン投薬が提案されます。)

 

しかし、必ずしもそれだけで解決できるものでもありません。

時折、いわゆる西洋医学の知見や現在の医療保険制度の中だけでは、人の本質に触れることができないことあります。

それは何かというと、じっくりと目の前のクライエントと向き合う、落ち着いた時間・環境において自律神経を調整する施術を行う、ということです。

それでは本題です。

腰痛と自律神経の関連性、5つをご紹介します。

 

  1. ストレスと疼痛感覚: ストレスや不安は、交感神経を活性化し、体内のストレスホルモン(アドレナリンやノルアドレナリン)の分泌を増加させることがあります。これにより、筋肉が緊張し、血流が変化する可能性があります。そうすると筋肉の緊張や不適切な姿勢によって、腰部に痛みを引き起こしてしまうことがあるのです。

 

  1. 自律神経のバランスと痛覚調節: 自律神経系は痛覚調節にも影響を与えます。交感神経の過剰な活性化は、痛覚感受性を高め、痛みを強よめてしまうことがあります。副交感神経はリラクゼーションと疼痛の軽減に寄与するため、そのバランスが乱れると、痛みが慢性化する可能性があります。

 

  1. 炎症と自律神経: 炎症性疾患や自己免疫疾患は、痛みと炎症の増加を引き起こすことがあります。自律神経系は免疫応答を調節し、炎症反応に影響を与えるため、自律神経の不均衡が炎症性腰痛の一因となることがあります。

 

  1. 運動とリラクゼーションの影響: 適度な運動とリラックス効果は、副交感神経を活性化するので筋肉の緊張を緩和する助けになります。これにより、腰痛の症状が軽減される可能性があります。

 

  1. 心身一体のアプローチ: 腰痛の治療において、心身一体のアプローチが有効であることがあります。一般的にはストレス管理、認知行動療法、ヨガ、瞑想などの方法を用いて、腰痛を含む疼痛症状に対処することができます。

 

ここまでをまとめると、自律神経の働きは、腰痛の原因や慢性化に影響を与える可能性があることを示唆しています。心身一体のアプローチを行い、ストレスを管理し、適切な運動やリラクゼーションを組み合わせることで、腰痛の症状を軽減するのに役立ちます。しかし、腰痛の原因は個人によって異なるため、適切な診断・鑑別と治療を受けることが重要です。

治療について

一般的な医療機関の場合、腰痛の治療は適切な運動、理学療法、薬による痛み止め(疼痛管理)、そして必要に応じて手術が提案されます。

しかし、そのいずれも身体構造をよく理解していなかったり、東洋医学の視点からするとズレていて根本解決に至らないことも多くあります。

 

当院では、整形外科やクリニックでも行われる理学徒手検査を行うのはもちろん、東洋医学の視点から脈診や腹診といった検査、そして十分なカウンセリングを行い心と身体の両面からお身体を観察し、治療に役立てて行きます。

 

何事も、1つだけの視点では誤解や勘違いが起きてしまいますが、2つ、3つと視点を重ねてみることでより正確に物事の事象を捉えることができます。

 

そうすると、より問題解決が正確かつ迅速に行うことが容易になります。

 

当院の腰痛改善率は91%です。

何か気になることがあれば、お気軽にご相談下さい!

引用

https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_518.html