変形性股関節症
変形性股関節症は、関節の痛みと機能障害が主な症状となります。股関節は足の付け根(鼠径部)にあるため、立ち上がりや歩き始めで脚の付け根に痛みを感じ始めます。これが進行していくと、痛みが強くなり持続痛(ずっと痛みが続く)や夜間痛(夜寝ていても痛む)が出てきます。
そうなると、日常生活で足を抱える動作が辛くなるため、靴下を履くことや足の爪を切ることが難しくなったり、長い時間立ったり歩くことができなくなります。ですので、家事・炊事はもちろん、階段や車・バスの乗り降りが非常に困難になります。
変形性股関節症の治療方針
当院では、病院(整形外科)でも実施される徒手検査によって状態を判断します。その上で、鍼灸治療や整体治療を実施します。また、脈診といって手首の脈、腹診としてお腹を確認してお身体の状態を丁寧に観察します。そうすると、痛みがある脚だけでなく、全体として身体のどこに問題があるのか明確に特定することができます。すると、手首や足首にある経穴(ツボ)と呼ばれる場所へ鍼をしただけで、意外にも痛みが和らぐことも多くあります。
その上で硬くなった股関節周囲の筋肉に治療をしますが、骨が主な原因となってくると、必要な栄養が足りていないこともあるため、エラスチンなどタンパク質の取り方といった栄養指導も実施します。
変形性股関節症でお悩みの方は、ぜひ当院へご相談下さい!