味覚障害

味覚障害とは、物を食べたり飲んだりする際、味がわからなくなったり鈍くなったり、舌の感覚がおかしくなる症状です。

味覚障害の原因や症状

人の舌には味を感じる「味細胞」という小さな細胞が、味蕾と呼ばれるつぼみ型の細胞の中に存在します。味細胞は、食べ物（化学物質）と唾液が混じり合ったものをキャッチし、その情報を５つ（酸味・苦味・甘味・塩味・旨味）に分類して大脳へ信号を送ります。そうして人は、食べ物の味を認識します。

味覚障害では、この味を感じるプロセスのどこかにエラーが発生し、「味がしない」「ヘンな味がする」「いつもより美味しさを感じにくい」などの症状となるのです。

その原因は亜鉛不足、唾液の量が少ない、耳鼻科疾患、ストレス、糖尿病や脳疾患などが考えられ多岐に渡ります。

当院では味覚障害に対して、鍼灸治療を実施しています。脈診として手首の脈、腹診としてお腹を確認し、お身体の状態を丁寧に観察します。そうすると、お身体の状態が明確にわかるので、どこに問題があるのか特定でき、治療ができます。

主に手首や足首にある経穴（ツボ）と呼ばれる場所へ鍼をしますが、味覚障害の場合は頭皮に鍼をします。すると、お身体のバランスを調整できるので、施術直後から味覚が回復する事例が多くあります。

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